皮膚科

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診療科紹介

皮膚は体重の約14%を占める、身体のなかで最大の臓器です。
当然のことながら、皮膚という臓器に専門に対峙する皮膚科医の守備範囲は以下のように広範であります。
このように多様な皮膚疾患を、皮膚という臓器の特殊性を十分に理解した上で、診断・治療することが皮膚科医に求められております。

些細な変化であっても、重大な疾患の前ぶれである場合もあり、逆に日常の生活に支障を来している皮膚疾患がちょっとした治療法の変更で改善する場合もあります。
皮膚に問題が生じたら、自己判断やいろいろな情報に振り回される前に、皮膚科専門医を受診することをお薦めします。

診療科紹介

診療内容

皮膚は”そと”と接する臓器である

  • 物理的刺激・化学物質・微生物の侵入門戸であることで生じた疾患
     例:
    湿疹/皮膚炎(かぶれ)
       表皮/皮膚付属器をターゲットとする各種感染症
       (とびひ、毛嚢炎、せつ、ウイルス性のいぼ、水虫、タムシなど)
       水疱症(みずぶくれ)
       日光皮膚炎、日光角化症(早期の皮膚癌)、熱傷、褥瘡(床ずれ)
  • 皮膚の機能異常による疾患
     例:
    ざ瘡(にきび)、汗疹(あせも)

  • 皮膚の色形の異常による疾患
     例:
    沈着症、炎症性角化症、粉瘤

  • 皮膚疾患⇒外観上の問題・悩み
     例:
    母斑(皮膚の色や形の奇形)、色素異常症、脂肪腫、老人性疣贅(年寄りいぼ)

皮膚は”うち”を表現する臓器である

  • 内臓と共有する、皮膚の血管・神経などの構造の破綻
     例:
    沈母斑症(レックリングハウゼン氏病、スタージ・ウエーバー病、仮性黄色腫、ダリエ病など)、
       沈着症(アミロイドーシスなど)、血管炎

  • 機能異常(病態別)
     アレルギー    
    例:
    アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、多型滲出性紅斑、結節性紅斑、血管炎、薬疹/中毒疹

     自己免疫     
    例:
    自己免疫性水泡症、膠原病

     感染予防の破綻  
    例:
    免疫力低下を来たす疾患での各種皮膚感染症
              (帯状疱疹、ウイルス性のいぼ、難治性タムシ・水虫、痂皮性疥癬、皮膚結核など)
     癌発生を抑制してきた免疫力の破綻

              
    例:
    悪性リンパ腫、皮膚白血病、各種皮膚癌
     内臓疾患に随伴する皮膚病変

              
    例:
    糖尿病・腎臓病・肝臓疾患・肺疾患などに伴う皮膚病変