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理事長・院長あいさつ

理事長あいさつ

理事長あいさつ

 皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は当院の運営に多大なるご支援を賜り、誠に有難うございます。厚く御礼申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症もこの3年余り、発熱外来の開設、職員の感染・濃厚接触者続出、クラスター発生等々、本当に大変な時期が続きましたが、皆で力を合わせて何とか乗り切ってこれたように思います。2023年5月8日に感染症法における位置づけが2類相当から5類に移行して、社会経済活動は政府が掲げる「平時への移行」となりますが、医療機関ではまだまだ当分の間は苦労が続きそうです。

 さて2021年1月からコロナ病棟に振り替えて運用してきた「地域包括ケア病棟」30床を5月から再開いたしました。これに伴い、病棟の運営がよりスムーズになるかと思われます。いずれにせよ、「ウィズコロナ」からその先の「アフターコロナ」をしっかり見据えて、対面での「連携の集い」や直接訪問、市民公開講座再開などによる、より一層顔の見える関係づくりや情報発信、紹介状への丁寧かつ的確な返書の徹底、逆紹介の促進に努めて参ります。また、昨年4月からハイブリット形式で開始した「Shinto医学講座」や各診療科の勉強会にも気軽に参加していただければ幸甚です。

 本年度も質の高い医療を通じて地域に愛され、親しまれる、地域に密着した病院を目指して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

医療法人創起会 くまもと森都総合病院
理事長 藤山 重俊

院長あいさつ

院長あいさつ

 2023年の新年度が始まり、院長として2年目に突入して更に身が引き締まる思いで本年を迎えています。

 コロナ禍に振り回されて4年目に突入したわけですが、5月には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も感染症法の2類から5類へと変更され、当院もこれに合わせて2021年1月からCOVID-19専用病棟へ転換していた地域包括ケア病棟を5月1日から再開しております。しかし、5類になってもウイルス感染症の病態が変わるわけではありません。確かにワクチン接種が進んで一般の方は感染してもほとんど重症化しないということが明らかになりましたが、日頃から低活動性の高齢者が一旦COVID-19を発症すると、重症化することなく摂食不良、長期臥床が進行して老衰で亡くなられるという状況は今後も変わりません。第8波ではそのような患者さんが増加して、当院でも対応に苦慮しました。さらに、一般にはほとんど報道されていませんが、血液の癌で一番多い悪性リンパ腫の患者さんが治療中に新型コロナウイルスに感染すると、COVID-19は重症化したり遷延したりして、最悪の状況では死に至るということがわかっています。当院には血液内科病棟があり常時治療中の悪性リンパ腫の患者さんが入院されていますので、5月以降も感染対策を緩めることはできません。しかし、5月以降は政府主導でCOVID-19に関する補助金も削減、中止の方向に向かっており、病院として各種検査や個人防御具などの感染対策を継続していきたいものの財源に苦慮している状況です。世間はwith コロナ、病院は0コロナという矛盾に対して、何とか病院運営を前に進めていかなければと孤軍奮闘中であります。

 今後も皆様からの当院へのご指導・ご鞭撻・ご助言を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

医療法人創起会 くまもと森都総合病院
院長 鈴島 仁