感染管理

感染管理とは

医療施設内での感染流行の予防を目的とした取り組みのことをいいます。
「感染対策活動」「感染予防管理活動」「感染制御活動」とも呼ばれ、感染制御チームを中心に施設内の多くの職種が共同して取り組む活動として病院の基本的な医療安全管理体制の一つに数えられます。
感染管理は大きく3つに分けられる。

  • 予防活動
    手洗い・清掃・消毒・滅菌・予防接種・監視活動・環境管理 などを含む。
  • 流行対策
    特定の医療機関内で発生した、もしくは発生が疑われる感染流行を対象に行う調査活動や対策(例:集団発生対策)。
  • 感染対策に関する指導
    スタッフ指導・患者指導・家族指導

ICT活動について

 ICTとは感染制御チーム(かんせんせいぎょチーム、Infection Control Team、ICT)とは、病院など医療施設において感染管理を担当する専門職によるグループをいいます。

 当病院のICTは毎週火曜日15時30分~ICTラウンド(会議)を行っています。
会議の内容は指定抗菌薬が適正に使用されているか、血液培養陽性者の検出菌について、薬剤耐性菌の患者の治療状況、感染対策が出来ているかなど、多職種メンバーで話し合い適切な対策が取れるよう指導したり、コメントをカルテに記入し介入をしています。
流行疾患やアウトブレイクなのかが問題になりそうな場合も臨時召集し会議を行います。
患者さんやスタッフの感染防止対策に積極的に取り組んでいます。

ICT活動について
ICT活動について