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乳がんチーム
医療研究会

乳がんチーム医療研究会について

はじめに

チーム医療という診療体制がわが国に登場して10年以上になりますが、チーム医療とは一人ひとりの患者に対し、関連する専門職が集まり、チームとしてケアに当たることと定義できます。チームとして機能していない普通の医療システムでは、患者への治療やケアの内容を担当医が決定し、看護師、薬剤師、栄養士などの各専門職に指示するという一方向のみの指示伝達体制です。しかし、より高度化・専門化した現在の医療システムにおいては各専門職の知識・情報、患者さんへの直接のケア、説明が患者さんにとって重要で必要なものであり、ひいては患者さんの理解が得られ、ともに治療へ取り組むことが出来ると考えられます。このように現在は患者の状態に応じて複数の科、複数の職種にまたがるチームで医療サービスを提供していくのが一般的であり、患者およびその家族もチームの一員としてとらえることが重要と考えています。そして最も必要なことは我々医療従事者が真摯に患者さんに向き合い、研鑽を積み、情報を共有することです。このことを踏まえ、乳がん診療に関わるスタッフが一同に会し、情報共有・ディスカッションを行うチーム医療研究会を開催しています。

乳がんチーム医療研究会について

平成30年度 研究会の内容

 平成27年度に乳腺センターを開設して以来、乳癌チーム医療研究会を毎月開催しています。患者さんには、不安を抱え受診される方、がんの告知を受けて途方にくれている方、そして治療法選択に迷われている方などそれぞれの立場でそれぞれの心配や悩みをお持ちです。これらをチームとして支え、少しでも現状を理解して頂き、十分な説明を踏まえ、悩みや心配の解決が出来ればと思っています。そういう中で毎月、各分野で患者さんに関わるスタッフが一同に会し、話し合いを行っています。今後も患者さんのためにより良い医療の実施が可能となるように努めて行きたいと思っています。

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開催日内容
平成30年04月24日(火) 各部署からの報告
乳腺センター・病理診断科・臨床検査科・放射線科・薬剤部・医事科
平成30年05月22日(火) 各部署からの報告
病棟(3西)・手術室・外来化学療法室・地域連携室・リハビリテーション科・栄養管理科
平成30年06月26日(火) 「国際学会(ASCO)」の報告
平成30年08月03日(金) 特別講演(社会医療法人博愛会 相良病院)
「乳がん専門病院における薬剤師の役割」 「家族性腫瘍が疑われる患者・家族に対する当院におけるケアの実際
     ~ 直接的なケアからチーム・組織的な取り組みまで ~」
平成30年09月27日(木) オラパリブの使用状況&チームでの関わり
平成30年10月23日(火) AYA世代
平成30年11月27日(火) 細胞から乳癌を理解する
平成30年2月9日(金) 特別講演(浜松医療センター)
「乳がん治療における看護師の役割」
「乳がん薬物治療における薬剤師の役割」
平成31年02月26日(火) 「2018年学会発表の紹介」
日本乳癌学会学術総会より・日本癌治療学会学術集会より
平成31年03月26日(火) 「がんゲノム医療 ~初級編~」
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