整形外科

受付後、1階10番窓口 にお越し下さい。

診療科紹介

整形外科では、運動器の障害を診断し、治療を行っています。
運動器とは、膝、肩、腰などにある骨、筋、靭帯などで構成され、立つ、歩く、座る、走る、物をつかむなどの身体的機能を担っています。運動器の障害は使い過ぎや怪我、加齢性の変化、関節の炎症などで生じ、これが障害されると、疼痛や可動性の低下によって日常生活に支障をきたす様になります。
さらに現在は高齢化社会となり、運動器の障害と同時に内科的な合併症を有する患者さんも増加しています。

リハビリテーション科も充実し、地域包括ケア病棟が設立されて、運動器障害の改善や術後機能回復に幅広く取り組めるようになりました。また、総合病院としての機能を生かして、様々な合併症のある患者さんに対しても他科と協力した治療を行っております。

診療科紹介

整形外科とは

外傷外科

交通事故やスポーツ、転倒などで受傷した骨折、捻挫、打撲など、いわゆる怪我の治療を行います。
ギブス・装具などの治療(保存療法)と手術による治療があります。患者さんの状態や状況を考慮して、各治療法のメリットとデメリットを考えて、適切な治療を選択していきます。
高齢者が近年増加し、骨折後に日常生活動作(ADL)が低下することが危惧されています。当院では迅速に手術治療やリハビリテーションを行い、早期離床に努めて患者さんが寝たきりにならないようADLを改善するようにしています。

関節外科

変形性関節症
膝などで関節軟骨が摩耗して、関節痛や運動機能の低下が生じる疾患です。
関節の痛み・歩行障害に対して、薬物療法、理学療法などの保存療法を行います。関節の障害が進行し、日常生活への支障が大きいときには人工関節置換術などの手術治療を行います。

関節リウマチ
炎症によって関節が破壊されていく疾患で、リウマチ・膠原病科にて薬物療法を行っております。整形外科では障害を受けた関節の改善のため、リハビリテーションを行い、障害が大きい場合には滑膜切除術、関節形成術や人工関節置換術など手術療法を行います。

脊椎外科

変形性脊椎症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症
頸、腰の関節障害や神経障害のため疼痛が出現し、四肢にしびれや放散痛、脱力感が生じることもある疾患です。
MRI検査などで痛みの原因を精査し、薬物療法、理学療法、ブロック治療などの保存療法を行います。
(手術を必要とする脊椎疾患の患者さんに関しては関連病院への紹介をおこないます。)

その他

骨粗鬆症
骨が加齢とともにもろくなる疾患で、脊椎圧迫骨折・大腿骨近位部骨折などの脆弱性骨折の大きな要因です。
現在では様々な内服薬や注射薬が開発されており、骨密度測定器などで骨の状態を評価して、生活指導や薬物療法を行っていきます。