病理診断科

診療科紹介

病理診断科で行っている病理検査について簡単にご説明申し上げます。

「病理とは病気の原因・過程に関する理論」と辞書に書かれておりますが、病理検査とは患者さんから採取された細胞や組織を肉眼的にあるいは顕微鏡的に観察し、正常範囲なのか異常なのか、もしも異常であれば病気なのかどうか、病気であればどのような病気なのかを調べる検査です。
その検査結果にもとづいて、治療が必要なのか否か、あるいはどのような治療法を行うことが患者さんにとって最も望ましいのかが決められます。

このように病理診断(病理検査を行うこと)は患者さんの治療方針を大きく左右することになりますから、その診断責任は重たく、常日頃から患者さんの臨床情報を詳細に把握するとともに、正確な診断のために必要な新しい知識や技術の習得に心がけています。

 病気は様々な原因で発生すると考えられています。
その原因が解明されている病気もありますが、はっきりしていない病気も少なくありません。
病理診断科では患者さんの病気がどのような原因で発生したのかを探求することにより、病気の予防や治療に貢献してまいります。

 最後になりましたが、当院の病理診断科では、各診療科と協力することにより、患者さんを中心とした医療に努めてまいりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

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